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さいならネットとは
 いつとは知らず「その日」を考え、そろそろ自分の年齢を逆算して考える年頃となりました。親しい仲間と楽しく語らった日々を思い出したり、やり残したことがいっぱいあって、少し焦りが生じたり、充実した日々を送るために新たに習い事を始めたり、中には人知れず病に苦しんでいる方がいらっしゃるかもしれません。人それぞれに「その日」に向けて過ごしていらっしゃるのではないでしょうか。

 家族、友人はもちろん、お世話になった方々へ「その日」のために感謝の気持ち、色々な思いを言葉にして残しておきたい。家族も知らず、会社の人間も知らない自分の密やかな仲間もいます。いつも自分の愚痴をやさしく包み込んでくれたスナックのママや居酒屋の女将さん、頑固親父、カウンターに並んで大笑いした常連の顔ぶれたち。そんな人たちにも「その日」のために言葉を残しておきたい。そしていつものほろ酔い加減で「ありがとう」と「さようなら」を言いたい。

 「その日」を迎えたあと、貴方に代わって思いを伝えるために「さいならネット」はあります。


<さいならネットの名前の由来>
 長年、読売新聞の看板コラム「編集手帳」を執筆されてきた名コラムニスト竹内政明氏の著作『「編集手帳」の文章術』に、「さいなら」の言葉が出てきます。

 映画監督・山田洋次氏のシナリオを読んでいらして気づかれたそうですが、「さよなら」でも「さようなら」でもなく、別れの言葉は「さいなら」なのだそうです。例えば、『下町の太陽』で主人公の町子がのちに恋人となる良介と会い、ぎこちない会話を交わして別れる言葉が「さいなら」だったそうです。そのほかにも『家族』では民子が「さいなら」と近所の人に挨拶し、『馬鹿が戦車でやってくる』では紀子が父の仁右衛門に「じゃ父さん、さいなら」と言っているそうです。声に出して「さよなら」と「さいなら」を読み比べてみて、「『さよなら』にはいくらか深刻な響きがまとわりついて重く、『さいなら』にはまたすぐに会える軽さが感じられませんか。日常に用いる別れの挨拶は『さいなら』の語感に近いことに気づきます」と竹内氏は述べられています。

 かしこまった風ではなく「ありがとう」と「さようなら」を言いたい。そんな思いから、竹内氏の言葉にヒントを得て、「さいならネット」と名付けました。




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